労務・制度・研修と幅広い領域で企業を支援する社会保険労務士法人エフピオ。リクライブ導入後は動画をはじめ、Podcast、採用サイトを通じて、経営者の想いが社内外に届きやすくなり、採用広報のコンテンツも増加。社内の共感・理念浸透にも良い影響が表れてきたということで、今回は導入の理由や得られた成果について、エフピオの浅山代表と服部さんに伺いました。
| 社名 |
社会保険労務士法人エフピオ/株式会社エフピオ |
| 契約プラン |
採用系動画制作/採用サイト制作・運営/Podcast運営 |
| 地域 |
千葉 |
| 業界 |
社会保険労務士(社労士)法人 |
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クライアント課題
求人情報だけでは「人柄」や「職場の雰囲気」が伝わらない。
求人情報だけでは「人柄」や「職場の雰囲気」は十分に伝わっていなかった。社員数の増加により、経営者の想いや価値観は社内全体に行き渡りにくくなっていた。コーポレートサイトや求人情報などのコンテンツは点在し、相互の連携が弱い状態にあった。また、「自分たちらしさ」を体現するビジュアルや象徴も存在せず、ブランドとしての一貫性を欠いていた。
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ミッション
「エフピオらしさ」を可視化し、社内外に向けて継続的に届け、エフピオに共感する人を増やす。
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プロセス
2022年2月から採用動画を制作し、雰囲気を伝える採用広報を開始。その後、採用動画を増やしながら代表自らのPodcast「運がいいラヂオ(2023年7月〜現在)」によって経営者の想いを社員に届ける仕組みを整えた。さらに2024年秋に自社採用メディアを立ち上げ(https://fpeomag.jp)、動画・Podcast・写真や記事をタイムリーに連動させた発信に加え、オリジナルキャラクター「フッピーとオエオエ」を生み出して各コンテンツに登場させることで、オリジナリティの高いエフピオらしさを可視化し、社内外へのブランド浸透を図った。
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成果
動画やPodcastを活用した発信によって、エフピオの雰囲気や価値観が応募者に伝わりやすくなり、採用のミスマッチが減少。採用応募いただいた方のほとんどがPodcastを聴いており、企業理解の高いメンバーを採用することができた。Podcastは社員間の共感を育み、外部にも自然に広がった。採用サイトやキャラクターと連動した情報発信により、企業の魅力が一貫して伝わるように。内と外の信頼形成を同時に進める仕組みが確立された。
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浅山さん(社会保険労務士/エフピオ代表)
慶應義塾大学法学部卒業。1995年11月1日に前身となる浅山社会保険労務士事務所設立。その後2020年10月28日に社会保険労務士法人エフピオを設立。
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服部さん(経営管理)
専門学校日本ホテルスクール ホテル科を卒業後、ホテル業界でサービス業に従事。現場で培ったホスピタリティと調整力を強みに、2021年2月に入社。現在は経営管理として、会社全体を支えている。
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二宮(リクライブ編集長)
デザイン系の大学を卒業後、デザイン事務所、ブランディング会社でデザイナー・ディレクター・役員の経験を積む。2020年からリクライブの立ち上げに携わり、リクライブ責任者に就任。2年で450本以上の採用動画制作に関わり、動画のMCとして企業の魅力を引き出すことが強み。
- 帯広までお越しいただきました。ありがとうございます。今日はこれまでのことを振り返ろうと思っているんですけど、まずは、僕らと仕事をするきっかけって何だったんですか?
- 浅山:元々、採用は以前から力を入れてやっていたわけですよ。うちは結局サービスをものとして持ってないので、提供する人が何者なのかが大事で、そういう意味で採用活動って人がすごく大事なので力は入れてたんですけど、もっと多くの人に私たちのことを知ってもらって、私たちと一緒に働きたいなっていう方が増えればいいなということで、どういうやり方がいいだろうって色々考えてたんですよね。
- その中で、最初は動画でしたよね。
- 浅山:きっかけは、給与計算チームの採用です。普通の求人媒体では、私たちの雰囲気がなかなか伝わらないと感じていて。そんなときに「動画で伝える方法がある」と聞いて、これは一度やってみたいと思いました。初めて聞く手法でしたが、エフピオらしさを届ける手段として可能性を感じたんですよね。
- 当時(2021年ごろ)はまだまだ採用動画の文化ってなかったじゃないですか。よくやっていただいたなぁと思ってました。
- 浅山:もともとリクルートに昔いたこともあって、採用トレンドみたいなところをどんなものかなと思っていたこともありましたね。
初めての動画制作、手応えはどうだった?
- 3本くらい採用動画を制作しましたよね。効果はどうだったんでしょう、その動画。
- 浅山:正直、劇的な応募数の変化があったわけではありません。でも、「動画を見て応募しました」と面接で話してくれた方がいて。うちのことをちゃんと知って応募してくれたという点では、すごく手応えを感じた記憶がありますね。
- 応募者が増えると良かったんですけどね…。その後も何度か制作の依頼をいただきました。
- 浅山:せっかくやるんだったら給与計算チームの募集だけじゃなくて、うちのことをもっと知ってもらうことをやりたいなって衝動に駆られて。社内を巡る企画や、お酒飲みながら雑談する「フライデーナイト」など、いろいろやりましたね。
2022年から10本以上の採用動画を制作。社員の密着動画や浅山代表が社内を紹介する動画など、仕事内容や会社の雰囲気を知ることができるので求職者からの評判も高いとのこと。
ポッドキャスト開始のきっかけは「想いが届かない」問題
- その後、ポッドキャストを一緒に始めたじゃないですか。
- 浅山:いやね、もう無理くりさせられた感じだったよね最初は。正直「動画はもう(やらなくても)いいかなぁ」と思ったら、二宮さんから「ポッドキャストやりましょう」って電話かかってきて。
- 電話でしたよね。夜に。
- 浅山:二宮さんがポッドキャストやってるのは知っていて、「なんでラジオ(ポッドキャスト)やってるんですか?」って聞いたんですよね。すると二宮さんから「自分が考えてることとか思ってることが、小人数でも伝わっていない実感がある。それをラジオで語ることで自分のことを知ってもらう、そういう目的でやってるんだ」って聞いて。うちも、人数が増えてきて、昔みたいな家族的な雰囲気で全員と近い距離じゃなくなった。今までは朝礼で話すとか、自分からの発信はそれくらいだったので「ラジオってやり方があるんだ、いいことは真似したいな」と思って。
- 電話したあと、気づけば2〜3週間ぐらいで番組が始まったと思います。
- 浅山:最初、何話していいか分かんなくてね。だらだらと自己紹介とかしましたよね。今となっては聞きたくないけど。
社内外の周りからの反響
- その時、服部さんは先生のポッドキャスト聞いてたんですか?
- 服部:聞いてました。最初の頃から。
- どう思ってました?突拍子もないこと始めたな、とか。
- 服部:相談もなく勝手に決まって、勝手に始まってました(笑)私は先生(浅山さん)直属の部下なので、半信半疑ではあるけど、応援してました。毎週欠かさず聞いてましたし。意外に社内でも先生のポッドキャスト聴いてるよって声は聞こえてきたりして。
あと私の場合、1年ほど産休育休で職場を離れてる時も、先生のポッドキャスト聞いてたので、そんなに離れてる感がなかったのも、そういうおかげもあるかなと思ってます。
- 社内の人の(ポッドキャストの)浸透率はどれくらいでした?
- 浅山:社内に自分の考えていることを伝えられている実感はありましたね。あとね、お客様が意外と聴いてくださっていて。
- それはビックリですよね。
- 浅山:居酒屋でたまたま出会った知り合いの経営者にジングル(Podcastで冒頭に流れるオリジナル楽曲)を突然歌われたときは驚きましたよ(笑)。「ああ、聴かれてるんだな」って。意外とお客様が聴いて下さっていて、ファンと言ってくれて。知っている人が聴いてくれて、自分やエフピオの事を知ってもらうのには、最適だと思いましたね。
- 服部:私自身も「エフなピーポー!」というポッドキャストを昨年から始めて、思った以上に社内からの反響があって。ゲストが社員で、どんどん入れ替わっていくので、みんなの話題のタネになっているんです。出ている本人に「聴いたよ」って言ってくれている様子を結構見るんです。新しく入った人にも話しかけやすくなったと言ってくれたりもして、目に見えないけど良い形になっているんだなと感じます。やって良かったと思ってます。
- 昨年(2025年)、動画やラジオをきっかけに、採用のホームページを大きくリニューアルしましたけど、振り返りたいです。
- 浅山:とても良かったですね。うちの雰囲気がすごく伝わる採用サイトになって、すごくいいなって思います。
- 満足度で言うと、どうですか。
- 浅山:100点だよ。100点。できたものもそうなんですけど、その運用というか。ラジオ(ポッドキャスト)やったものが毎週載ったり、撮った写真が上がったり、常に私たちの生の情報、最新の情報を伝えられてるなっていうのがすごくいいなと思ってます。
- 嬉しい。
でも服部さん、運用大変じゃないですか?
- 服部:困ったことがあるとすぐ言わせてもらって、直してもらったり、アドバイスもらえる距離感が近くて安心です。採用ページ自体が素敵なのも、エフピオを本当に理解してくれてるからだと思う。エフピオの温度感って、理解してくれてないと出せないので、そこがありがたいです。
- 作ってて楽しかったんですよね。「こうしたいな」がずっと出てきて。ポッドキャストとか動画とか情報もたくさんあるから、それを合わせながらエフピオらしさを出せたなと思って。エフピオさんがすごく協力的だったからできたなって思ってます。
- 浅山:制作の過程で、リクライブさんが私たちのことを知ろうとしてくれて。密着動画もそうだけど、いいところだけじゃなくて、トラブルとかも含めて見てくれてたからこそ、全然知らない人が見ても手に取るように雰囲気を感じ取ってもらえるんじゃないかなと思います。
社員が増え続けるエフピオは、ポッドキャスト「エフなピーポー!」を通して社員紹介を毎週続けている。その他、社員の密着動画や仕事内容、社長対談など、エフピオを知るコンテンツが随時更新されている。
採用サイトの中で30種類以上のキャラクターポーズが使われています。ぜひ楽しみながら見てください!
- 動画、ポッドキャスト、採用サイトまで含めて発信を続けてきましたが、振り返ってみて“良かった”と感じる一番の成果はなんですか?
- 浅山:一番は、応募してくる方の理解度が圧倒的に上がったことですね。
採用動画、ポッドキャスト、採用サイトを連動させて発信することで、「どんな会社で、なにを大切にしているのか」を知ったうえで応募してくれる方が増えました。
その結果、採用後のギャップが少なくなりミスマッチが明らかに減りました。
特に、ポッドキャストは多くの応募者が聞いてくれているので、スキルだけでなく考え方が合う人と出会える確率が高まったと思います。
また、数字面でも以前は50名程だった応募者数が、採用サイトリニューアル後半年で9倍以上の約450名まで増えました。
- 服部:私は社内の変化を強く感じています。
ポッドキャストをきっかけに、制度やルールではなく、想いや考え方が少しずつ共有されていく感覚があって、文化として根付き始めていると感じています。
それから、フッピー、オエオエのキャラクターの存在も大きいです。
説明をしなくてもエフピオらしさが伝わる共通言語になっていて、社内外で自然に共有される仕組みができてきたと思います。
リクライブとの関係性について
- 最後に、リクライブとの取り組み全体を通して、率直に感じていることを教えてください。
- 浅山:制作物自体の満足度もありますが、それ以上に「取り組む姿勢」が良かったです。相手のことを知り、好きになり、良くするために動くというプロセスは、うちのコンサルチームとも通じるものがあって、学ぶことも多いです。会話をする中で、ただ「採用改善」「目立つようにする」だけではなく、「何のために」を理解して伴走してくれる。あと、レスポンスが早いことも安心できます。これからも一緒にいろんなことを仕掛けていきたいと思っています。
- 服部:何かをやりたいと思ったときに「とりあえず相談してみよう」と思える存在になっているのが大きいです。エフピオ目線で一緒に考えてくれて、嘘がないからこそ、自分たちも本音で話せる。今では「いないと困る存在」です、本当に。
2025年7月、北海道帯広にわざわざオエオエを連れてきてくれたエフピオのみなさんと、リクライブメンバーでパチリ。楽しそう!